左利き本人が考える「左利きあるある」と不便さ解消方法について。



たまにはこんな記事も。私は手も足も全て左利きです。生粋の左利きとして自分なりに感じたことを書いてみます。

「左利きなんですね」「お、左利き」「左利きってカッコイイね」「レフティー!いいな〜」こんな感じで概ね好意的な声をかけられる事が多いですがこの後に続く会話の切り返しは、

「左利きがカッコイイなんで全く思わない」「左利きが羨ましい?不便な事だらけだよ」「この小さな苦悩の連続は多分わからない、、」

こういった話になる事が多いです。みなさんも左利きに関する話で似たような話をした経験はあるのではないでしょうか。

左利き https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A6%E5%88%A9%E3%81%8D
ググると沢山ヒットしますね。左利きの苦悩体験談の他、頭脳や性格に関する話が多い印象でした。小一時間色々な記事を読んでしまいました。

不便さを解消する方法を実際に体験し感じたことを中心にまとめてみました。

1.左や右に固執せずやりやすい方で解決する

改札、自販機、レードル、缶切りなどが当てはまります。改札などは簡単な動作なので右でも出来ますしあまり意識せずその時のやりやすい方でやっています。これは右利きの人も当てはまるのではないでしょうか。

しかし、スープのレードルや缶切りなどは左でやるとかなり厳しいです。私はある時、試しに右でやってみたところ無理に左でやるより右の方が全然楽というとに気がつきました。大人になってからは、利き手の先入観を無くし左と右で両方トライした後やりやすい方でやることが多いです。

2.反転させた動作を身につけて解決する

サッカー、バスケットなどのシュートフォームや紐を結ぶロープワークなどの場合は、右利きの動作を反転させた動作に変換して左で身につけます。丁度、鏡に映った左右対称の動作をトレースするイメージです。

これがなかなか難しく、途中までは反転した動作を行っているのですが、気がついたら右と同じ動作になっていてなかなか身につかないことがよくあります。鏡文字がいい例ですね。幼少の頃は混乱しやすかったのを覚えています。

紐の結び方、ボーリングを投げるフォームなど簡単な動作は少し反復練習すれば大抵は違和感なくできるようになります。しかし、私は今でも野球の右投げとサッカーの右足のキックはオカシイ動作のままです。ゆえに生粋の左利きです。こういった複雑な動作を利きにかかわらず動作を反転させて違和感なく行うことができる人が両利きになれる素質があるんだと思いますし、本当に器用な人だと感じます。

3.利き手の左ですでに身についている

ハサミ、カッター、筆記横書き時の書き方などが当てはまります。ハサミ、カッターなどは右用を左で扱う事が当たり前に身についています。一度、左利き用のハサミをもらった事があるのですが逆にすごく使いにくかった事を覚えています。

筆記横書き時の癖については、学生の頃、バイト先の店長に「左利きは書く時の手の位置が独特だね〜」っと言われて初めて気付かされました。手の側面がインクで汚れない場所に置いて書く動作が勝手に身についているのです。ググっていたらオバマさんがサインする時の写真がありました。

もう1つの少数派「左利き」もオバマ新大統領を歓迎
http://www.afpbb.com/articles/-/2563579?pid=3724984

まさにこの手の位置。ちょっと内側に巻き込ん書く感じです。ハサミもカッターも横書きの筆記も慣れるとほとんど気になりません。やりにくい方法でやっている自覚がないという少し悲しい話でもありますが、。

ハンデを克服するための反復練習と分析の副産物

1.利き手ではない右手で習得する(やりやすい方を選ぶ)
  →レードル、缶切りなど
2.お手本の右を左の動きに変換して見よう見まねで習得する
  →裁縫、紐の結び方、ボールのキックや投げ方のフォームなど
3.やりにくい左手で知らないうちに習得している
  →横書きの時の手が汚れない筆記方法など

結局、なんとかなるじゃん、と思ったかもしれません。しかし、どうしようもない時はやはりあるんです。よく覚えているのは、体育の野球の時に左利き用グローブが無かった時。そういう時はとにかく考えてやってみるだけです。

私の場合、右投げは笑えないほど出来ないので左で投げる選択肢しかなく、右利き用のグローブを無理やり使っていました。つまり、左手にグローブをはめてボールを取り、ボールを右手に移し、グローブを外して、左手にボールを持ち替えて左で投げる。この動作をできるだけ速くやる、という強行突破案、笑。

すごいハンデなんですが体育といえど迷惑はなるべくかけたくないので、必死でやると割りとできちゃうんですよね。グローブが外しやすいようにちょっとブカブカの大きめの柔らかい右利きグローブがいいんですよ、これやる時は。このように右利きの人にとっては全く役に立たない工夫や発見が生まれるんです。笑。

どうしても習得できそうにない場合は私も諦めます。左仕様の道具を揃えたとしても細かい弊害が積み重なることが目に見えているので、私は過去にギターやゴルフを諦めたことがあります。

半熟雑文-:左利きの話
http://www.geocities.jp/halfboileddoc/personal/10lefty.html 

↑ものすごく共感します。右利きの人よりも動作習得時間が長かったり、解釈し直す必要があるため理解が深くなり、その結果手先が器用にならざる負えない、ということだと思います。

結局の所、本質は目的が達成出来れば良くて左か右かはどっちでも良いんですね。そして手を使わない方が良い場合は使わないし、便利な道具があればそれを使う。業務ならば正確に早く目的が達成できれば良く、趣味やスポーツなら楽しめれば良い、という考えに行き着きやすい。

少し違う見方として、例えば、横書きで手が汚れるためなるべく手や用紙を汚したくない一心で、役立ちそうな情報に敏感になり観察しているうちに汚れにくい鉛筆やにじみにくいボールペンの特徴もなんとなく把握していたりします。

乾きやすいインクでボールペンの液が溜まらないように均一に最小限用紙にインクが出れば良いはず。そのためのペン先の構造はどのようになっているのだろか、、こんな感じで違う種類の探究心に進んでいく人もいるでしょう。笑。

また、領収書の左めくり仕様になっているものは右利きだと何も思わないのですが、左利きだとイラッとするほど書きにくいのです。いや、左利きとかじゃなくて手書き3枚複写の伝票とか正気かよ、と。クラウドで即自動で経理処理することくらい今の時代可能なはずだし既にそういう処理方法は行われているはず、。左利き書きにくい、からこんな考えや気付きに発展する事もあります。

利き手によるハンデを乗り越えるための「よく観察する」ことが全く別のアイデアや着想に行きやすいのかもしれません。

まとめ

このように、毎日遭遇する小さな壁の連続を自分なりに考えてクリアしなければならなかったり、よりベターにしていくための観察&トライ&エラーの機会が右利きの人よりもほんの少し多いと思われます。

そんな日常の癖が別の時でも発揮され思わぬ閃きや発想につながりやすいのかもしれません。よく言われている手先が器用だったり頭脳明晰と称されるのは、観察&トライ&エラーの場数が単に多いという単純な理由かもしれません。

でも、個人的に頭脳に関して利き手はあまり関係ないと思います。みなさんが知っている一般的に優秀とされている著名人は右利きの人の割合も普通に多いですし、僕自身客観的にみて手先が器用な方だと思いますが普通の一般人です。統計的に見てもあまり変わらないではないでしょうか。