オークションに出品する時、部屋の散らかった光景が写らないように、物撮り前に部屋を片付ける出品者は多いと思われます。今日は背景について考えてみました。商品の状態や色を際立たせる為にも背景を使うのは有効ですね。
が、物撮り専用の背景のセットやスクリーンは高価だったり、スペースがなかったりで導入になかなか踏み切れないかと思います、。そこで、スチレンボードがオススメです。
スチレンボードとは、発泡スチロールの両面に紙が貼ってあるような板です。色付き、ノリ付きなどバリエーションがあります。お店のポップに使用されたり、建築学生などが模型制作に使用したりします。
軽くて、値段も比較的安く、乱暴に扱わなければそれなりの期間使えるのでオススメです。留意しておく点は、直射日光に弱くすぐ日焼けしてしまうところと、湿気が激しいとボードが湾曲して劣化が早いというところでしょうか。
スチレンボードの大きさと厚さ
服にはB1(723×1030)の大きいサイズ、小物にはA1(594×841)を2つに折った状態のものを使用しています。大きさにもよりますが曲がりやすいのである程度厚いものチョイス。5ミリ以上が良いと思います。
角が潰れやすいので、あらかじめ丸くカットしておくと安定して潰れにくいです。
加工が容易ですがカッターで切る際には少しテクニックが必要。サビや刃こぼれがある時は、刃を折るか新しいものに替える方が良いでしょう。
一回で切ろうとせず何回かにわけてスライスしていくイメージだと綺麗に仕上がります。
撮影後の編集を見越す
SFの映画やCMのメイキングで、緑や青の背景に同色のタイツ姿で撮影している光景を見たことがあるかと思います。あれは、撮影後、背景や衣装を合成する際に編集をしやすくするためなのです。
HPの素材やバナー等、撮影後Photoshop等で合成する必要のがある場合、白いスチレンボードを使用していますが、色付きのスチレンボードだとより編集が楽になると思います。
Ps編集風景↓↓
フローリングを消し、スチレンボードの白を自動選択範囲指定後、消す。影などを加工(複製→ぼかす、ガウスが簡単)したものを下のレイヤに、一番下の背景を設置(今回は白塗りつぶし)。
編集には色々なテクがありますが、超簡単に作るとこんな感じになります。完成↓↓
簡易ではありますが、低コストで気軽に導入できると思います。大掛かりな撮影や大きいものを撮影する時以外は大抵スチレンボードで間に合うんじゃないでしょうか。
B1サイズ ポップコーア(スチレンボード)
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A1サイズ ポップコーア(スチレンボード)
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大きさ、厚さのバリエーション
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