本棚やTV台をDIY。”のせるだけ仕様”でフレキシブルに。



DIY好きですがわりとズボラな性格なのもので、。ある時、いちいち釘やダボで連結しなくとも棚くらい成立させる事が可能な事に気が付きました。以後、この手法を応用しています。

天板と脚を別のものとして考える

いるもの
・天板
・キューブ状のボックス(台、脚部分)


水平と垂直を意識して構築する必要があります。特に天板は木材の反りや乾燥具合などで後々変形したり、既に変形している場合が多いので部材選びは慎重に。

ホームセンターでは、特にSPF材を選ぶ時、一旦床に色々な面を下に置いてみると歪みや反りが確認しやすいです。詳しくは↓↓の記事をご参考にっ。

SPF材でDIY。ホームセンターで選ぶポイント。
https://www.rh-lab.net/2014/03/diyspf.html

キューブ状のボックスは、高さを単行本サイズにするなど用途によって工夫して作ると良いです。既成品でもいいと思います。

フレキシブルで身軽

釘やダボで棚を固定すると安定しますが、模様替えや移動させる時に多少気合が必要ですね。固定しなければ、簡単にバラして新しい配置場所で素早く再構築が可能です。

構築。といってものせるだけ。
本の配置例。
TV台例。

模様替えを頻繁に行う方は少数だとは思いますが、私のように飽きっぽく変化させる事が好きな方には向いてると思います。
※引越の時はかなり楽です。

置く位置と天板の厚さに注意

のせているだけなので、TVやデスクトップ一体型PCなど重量があるものを端に置くと、バランスが悪くひっくり返ってしまう可能性があるます。

なるべく中央付近、脚の間に配置すると安定します。長い天板の場合と重い物をのせる場合は、それなりに厚い天板をチョイスする必要があります。建築や構造力学でいう断面性能や断面なんとかモーメント、、ってやつですね。

のせるだけ応用編

クッション置いてベンチに(さっき考えました)。ただし、安定する工夫がないと危ないと思います。

レコードサイズにあわせてレコード収納兼DJブースに。他にも色々応用できそうですね。「水平と垂直」がキーポイントです。狂いの少ない天板をチョイスする事と、キューブボックスを正確に作れるとかなり安定してくれますが、くれぐれも段数の積み重ねすぎと、のせすぎにはご注意を。

注意点&デメリット

のせているだけですのでリスクがあることは簡単に想像出来ますね。一応、注意点を書いておきます。地震耐性はほぼゼロですので危険そうな物(重い物、壊れやすいものなど)を置く場合はよく考えましょう。

寄りかかったりもたれたりすると簡単に崩れますので注意が必要です。特にお子さんがいらっしゃるご家庭にはおすすめできません。

リスクマネジメントとして、2〜3段以下、高さ1メートル以下程度の規模にしておきましょう。シューズラックなどは向いているかもしれません。玄関には人が常駐しない場所ですし、靴が板の下敷きになったとしても問題無さそうですね。

私の住んでいる西日本は、震度3程度の地震が年1回あるかないか位の頻度ですので、関東のみなさんと比べると感覚が違うと思います。

さらに私自身、収納するモノが年々減り、今はほとんどありません(本、音楽、映像は全てデジタル管理orストリーミング視聴等にほぼ切り替えています)。ご自身の生活環境に置き換えた時に考えられるリスクを考慮し応用して頂ければ嬉しいです。

追記:
このページの「載せるだけの棚構築ネタ」がDIY専門誌「ドゥーパ!」110号(2月号:2016/1/8発売)に載っちゃいましたっ。

DIY専門誌「ドゥーパ!」に掲載させて頂きましたっ。
http://www.rh-lab.net/2016/01/DIY-DOPA-No-110.html