SPF材でDIY。ホームセンターで選ぶポイント。


安くて加工しやすいDIYの心強い味方SPF材。ホームセンターの木材コーナーには必ず置いてありますね。安さ故に欠点もあります。

長年使用してきましたのでこれまでの失敗を踏まえて選ぶポイントを書いてみました。

1.長さにバラつきがある

910mm(3ft)、1820mm(6ft)の長さをよく見かけます。大きい店舗だと10ftなどの巨大サイズもありますね。
カットする場合はあまり気にしなくてOKですが、そのまま使う場合長さに数ミリの誤差がある場合があります。チェックしないで作り始めると途中で高さや幅が合わなくなります。


2.割れ、欠け、日焼け、節など表面チェック

角が欠けていたりささくれている事が多々あります。節がある場合、そこから割れる可能性も。節ごと取れて穴になる時もありますのでなるべく節のない素材が扱いやすいです。

適合マークのハンコや、製品チェック等で付けたと思われる白や赤のペンキ印が付いているものもよく見かけます。

半野外に置いてある場合は、表はこんがり日焼けしているけど裏返すと真っ白な場合があります。太陽光で日焼け具合がわかりづらいので店内で確認しましょう。

3.歪みと反り#1〜現状チェック〜

立掛けて並べてあると全く気付かない歪みも床に置いて確かめて見ると、、。
4つの面全て床の下に置いてみましょう。できれば直角と水平が分かる隅っこに。

4.歪みと反り#2〜年輪チェック〜

断面の年輪の方向をみて反りの方向を確認しよう。
年輪の切り取られ方で反り方向が変化。現状曲がっていなくても、時間経過とともに多少曲がる可能性があります。

温度、湿度、日光など変化が激しい場所の部材として使う場合は注意しておきましょう。室内で使う場合は、現状曲がってなければ特に問題は無いと思います。

他、細かな(細かすぎるかも、、)チェックポイント

・含水率をチェック
水分が多いと強度が弱く変形し易いです。水分が少なく乾燥していると強度が強く変形しにくい。

建築材料として木材を使用する場合、含水率何%以下、乾燥過程、保管方法にも決まりがあります。

お店に並んでいる木材は搬入時期も大体一緒だと思いますので、違いを実感できないと思います。ですので小話程度に書いておきます。

・面取りの角のRは誤差がある
角の面取りが一方はかなり丸っこくソフトですが、もう一方は直角に近かったりする場合があります。

・木目の経年変化

使っていくうちに日焼けや擦れなどで木目がくっきり浮かび上がってくる事があります。

きれいなストライプの木目なら、芯持ちや柾目板、木材っぽい等高線なら板目板、あえて節がある板などなど木目を楽しむという視点もありだと思います。

総括

・表面チェック、寸法チェック、反りと歪みチェック。
・狂いが気になる時は集成材など狂いの少ない素材も視野に。
・選択肢が多くて通路が広い大きめのお店がチェックしやすくて◎。
・木材カット、軽トラレンタル、工作ルームなどお店のサービスを使おう。

木材カットサービスで部材の長さにしてもらい、ネジなどを買ってきたら、大抵工具も借りれる工作ルームで作ってしまう手もあります。

完成品をお店の軽トラレンタル(だいたい1時間以内)で持ち帰ることも可能ですね。

長々と書いてしまいましたが、購入時に少しでも参考にしてもらえれば嬉しいです。