UNIQLOのUTme!でTシャツ作ってみました。PCでデータを作成するポイント。



UTme!に参加してみました。オリジナルのカタカナフォントによるメッセージや固有名詞Tシャツを作ってみました。

UTme!とは...
UNIQLOの「UTme!」アプリで簡単にオリジナルTシャツを制作でき販売できるサービスです。詳しくは本サイトかアプリDLしてみて下さい。

UTme! http://utme.uniqlo.com/

既にほとんど同じサービスの”TEEPUBLIC”がありますね。

Tシャツの他には、LINEスタンプ、Creattyなどなど、この手の”在庫を持たずに商品が販売できる”クラウドDIYストア的なサービスは、さながらデザイナーやイラストレーター版アフェリエイトといっても良いかもしれないですね。何よりも名を売るチャンスでもありますね♪

フリーのデザイナーやイラストレーターにとってはメリットしかないのでとりあえず参加しましょう。(^o^)実際、作ってみて気になった点をいくつか上げておきます。

ボディの色とデザインの色

作成画面でボディの色(白、黒、等)、アイテム(Tシャツ、トート、等)を選ぶように言われますが、結局どのカラーもアイテムも買うことが出来ます。

出品時にデフォルトで表示させる色orアイテムを選ぶ感じですね。白ボディだと¥2290、黒or紺だと+1000の¥3290と少し値段上がります。

色や種類が変わっても共通のデザインが決まった位置に配置されるので、Tシャツなら黒と白ボディー両方を考えてデザインしたほうが無難です。

例えば白いデザインだと黒ボディでは映えますが、白ボディにした時に埋もれちゃいますね。
↑画像左:Tシャツ時に胸の良い位置に来るように意図してデザイン。
↑画像右:トートバッグだと微妙な位置に、、。

デザインによっては、トートバッグとTシャツとでは狙った位置に来ない場合があるので、トートバッグとTシャツはそれぞれに特化して別々に作るか、

両方にハマるようにスクエアなデザインを心がけるなど少し考える必要がありそうです。

データ形式について

透過ファイルは使えます!(スマホのみで制作する場合はほぼ関係ないと思います。)私は、PCのIllustratorでガッツリ完成したもので作りたかったので最初からUTme!アプリのエフェクトは使うつもりはありませんでした。

対応データファイルの形式がざっと見た感じ記載されてなかったので不安でしたが、pngファイル使えました。ただしIllustratorで画像出力する時、png8だと縁がギザギザ。色数が多いpng24で出力しましょう。

目に見える粗さは対応しましたが、サイズと解像度、正直全く考えていませんでした。。
私はイラレの画像出力png24で作成。大きさ600pxの正方形、解像度72dpiのデータで作りました。


↑右のデータと同じ条件で作った実際の出来栄え↓↓。
拡大。

通常のシルクスクリーンプリントと比較(上)。
さすがに肉厚感、くっきり感は劣ります。
が、画像の、大きさ、解像度を上げればもう少しキレイにプリントされるかもしれません。

600px、72dpiは、実際の大きさに換算すると小さいです。

画像、つまりピクセルデータですのでプリント時には引き伸ばされて画像が荒い状態でプリントされている可能性が高いです。


透過データは、透明部分が透明の膜のように印刷されている感じはなく、しっかりロゴ部分のみキレイに印刷されている様子です。

恐らくアップロードされたデータが忠実にプリントされると思いますので、画像を扱うDTP作業は、出来栄えを大きく左右するポイントとなりうるでしょう。

ただ、スマホの画面だと一定のスペック以上のものはプレビュー画面ではほとんど違いが分かりません。

PCで作る場合、少なくともA4で印刷してみて粗くない程度のスペックの画像で作ったほうが無難だと思います。

審査内容とは

審査期間は、最大約2週間くらいとアナウンスされています。LINEスタンプみたいに長々とかかるんだろうなあ、、と気長に待とうと思ったのですが、、

なんと、1日かかりませんでした!夜に申請して、次の日の昼には承認or却下の通知メールが届き、承認されたものは既に出品されておりました。ロケットニュースの記者さんは、約1週間くらいかかったようですので、審査期間はデザインによると思います。

情報として申請内容をのっけておきます:
デザイン内容:オリジナルのフォントによるメッセージor固有名詞Tシャツ。
著作権証明リンク:一応、私のHPにオリジナルのカタカナフォントを制作中のページがあるので、どの程度効果があるのか未知数ですがリンクを貼っときました。

承認されなかった理由。
カタカナフォントでTシャツを作ろう!がテーマですので、基本的に固有名詞をカタカナにしたものをデザインしました。

最初に申請した名前Tシャツシリーズ「スズキ」「アイコ」「タケシ」は却下でしたが「ナカムラ」「ジュンコ」「ヒロシ」などは申請が通りました。却下理由は、デザインに記載されている文言が商標登録されているため権利侵害の恐れがありますとのこと。

注文後、届き方

8月14日にポチ、20日に発送予定。予定通り20日に発送完了の通知メール。
発送通知メールがきてから概ね1〜2日くらいで郵便受けに入ってました(ゆうパケット)。

まとめ

スマホのみで完結する場合は、著作権や肖像権に気をつける以外、画面のデザインのままのTシャツが出来るようですのでアプリ内のツールを駆使して思い通りのTシャツが作れるのではないでしょうか。

PCなどで完結したデザインのもで作る場合、画像の解像度等のテクニカルな部分設定に気を付ける事!!

審査期間は、商標登録を調べるだけでOKなら審査は早く、肖像権を調べなければいけない場合は恐らく時間がかかるのではないでしょうか。

※筆者の場合、フォント自体を自作していますし、一応リンク先も貼っていましたので審査が早かったのでは、と思っております。

以上!レッツトライ&DIY!